【レビュー】 ドリームモーニング娘。 「あっと驚く未来がやってくる!」 (アルバム「ドリムス(1)」収録曲)

ドリームモーニング娘。
「あっと驚く未来がやってくる!」

作詞:つんく
作曲:つんく
編曲:平田祥一郎

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【レビュー】

モーニング娘。というと常にボーカルに負荷がかかっているというイメージが自分の中でつきまとっていた。

デビューからしばらくたった頃にはシャ乱Qテイストのいやらしいアクの強い歌い方になり、
LOVEマシーン」あたりからアクは消し去ったものの力のないフカシ系歌唱が目立ち
その後キャワキャワ歌唱に転換していくといった印象が強い。

正直に言ってしまうと人気絶頂期のモーニング娘音源は
デビューアルバムあたりの曲を除いてあまり興味が沸かないw

そりゃ売らねば話にならない事情は理解はしている。
だけど、だからといって売れたから名トラックとして一個人としてそれを愛聴できるかどうか?
と問われればそれは別。自分は殆ど聴けないw

若い元気ありまくってるアイドルが気持ちよく歌ってくれないとがっかりしちゃうのだ。

例えば安倍なつみにしてもモーニング娘。でのいい歌唱してると思うのが全然ない。
ソロでしばらくしてから発声にも表現にも安倍自身のアイデンティティが出て
魅力あるトラックは多いのは誰もが認めるところだろう。

ちょっとボヤキが入ったが何故ドリムスのこのトラックを上げたのかというと
そういった商業的な負荷から開放された素直な歌が聴けるからで
この曲はのびのびとした健康的な気持ちよさがある。

地声成分を多分に含みクッキリ発音されたイビツさの無い気持ち良い発声。
この健康的な感覚にハロプロの魅力を自分は感じるのです。

健全さなんてどうでもいいってスタンスになったらそれはもうハロプロではないっすよ。
っていうかドリムスは既にハロプロは卒業したのか…まあいいやw
言いたい事は伝わるだろw

メンバー達も久々のレコーディングって事で気持ちがのってるのが伝わってくる。
この気持ちが弾んでるような感覚を聴き手が感じ取れるかどうかが重要ポイントだろう。

この曲明らかにライヴで観客に開放的な心地良さを与えるきっかけづくりにする意図が感じられるが
そういう意味でこの曲は大成功だと思う。

また、サウンドではベースがとてもいい。
こういう主張しないで安定感と心地良さをもたらすこういうベースが好きなんですよ。

最後にまとめると事務所に貢献したメンバー達が長年に渡ってモーニング娘。
無理矢理商業的負荷のかかった素直さの無いヘンテコな歌唱をさせられた状態から開放され
健康的な気持ちで歌う事ができてる点。
ここが一番嬉しい。

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【歌詞】
http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=112035

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【視聴動画】


ドリムス(1)(初回限定盤)(DVD付)

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ドリムス(1)

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